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性器にイボが・・・?まさか尖圭(せんけい)コンジローマ?

性器に何か違和感を感じて確認してみたら、いつの間にかイボができていたという場合があります。性器にできるイボの正体は尖圭コンジローマで、性行為の際にヒトパピローマウイルスが皮膚に感染して出来る良性の腫瘍が原因で発症します。女性の場合は膣に入口や内部にイボができますが、肛門にできる場合もあります。尖圭コンジローマでイボができても痛みなどの自覚症状が出ない場合が多いのですが、性交時に痒みを感じたり出血をするケースがあります。尖圭コンジローマは肛門に発症する場合もありますが、痔と間違われることが多いです。

尖圭コンジローマを引き起こすヒトパピローマウイルスは、皮膚や粘膜の微小な傷を通して感染をします。性交の際に女性の膣や肛門にウイルスが侵入して、感染した場所にイボができます。痛みや痒みなどの自覚症状が出にくいので、気づかない間に他の人にうつしてしまう恐れがあります。

尖圭コンジローマを見つけた場合には、男性であれば泌尿器科や皮膚科の病院や診療所で受診することができます。女性であれば婦人科で受診することができますが、妊娠している場合は産婦人科でも対応してもらえます。イボを放置するとウイルスを他の人にうつしてしまう恐れがあるので、早めに病院や診療所で診察を受けて治療を受けることが大切です。

尖圭コンジローマの治療方法ですが、従来は病院や診療所でレーザー光や電気メスなどで物理的に破壊する方法が用いられていました。これらの方法でイボを消失させてもウイルスは残留しているので、再発する恐れがあります。最近は患部に外用薬(クリーム)を塗布する方法で治療することが可能で、8週間以上にわたり治療を続けることでイボを消失させて再発を防ぐことができます。

尖圭コンジローマは良性腫瘍なのでガン化する心配はありませんが、ウイルスの型によっては悪性腫瘍ができるタイプもあります。性病が専門の診療所や病院で検査を受ければ、どのタイプのウイルスに感染しているかを調べてもらうことができます。最近は、尖圭コンジローマの病原体であるヒトパピローマウイルスの感染を防ぐためのワクチンが開発されています。あらかじめワクチン接種を受けることで、ウイルスの感染を防ぐことができます。ただしワクチン接種をしても感染を防ぐことができない型のウイルスも存在するので、定期的に健診を受けることや性交時に感染を防ぐためにコンドームを着用することが大切です。

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